学童保育所指導員の研修を強化 札幌市運営委、わいせつ事件で

Doshin web
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 札幌市内の学童保育所元指導員の男(38)が、
通所していた女児の下半身を触ったとして強制わいせつ容疑で
逮捕、同罪で起訴されていた問題を受けて、
市や市からの補助金を各学童保育所に交付している市児童育成会運営委員会は
17日、指導員を対象にした従来の研修を強化し、再発防止に取り組む方針を決めた。

 同委員会によると、問題があった施設を含め、
市が運営費の一部を補助する市内の学童保育所は46カ所。
現在は小学1~6年生約1400人が利用する。

 同委員会はこれまでも年に2回、全指導員190人を対象にした研修会を開催。
医師や大学教員らを講師に招き、危機管理、指導員としての
モラル順守を呼びかけてきた。

 今回の問題を受けて、同委員会は研修内容を見直す予定で、
加藤至事務局長は「指導員の資質をさらに高める努力をしていきたい。
このままでは、学童保育のあり方そのものが問われる」と危機感を強める。

 市内では昨年5月にも、認可保育所の男性保育士が昼寝中の女児に
わいせつな行為をしたとして逮捕された経緯もあり、
市子ども未来局も「研修内容を拡充しながら、
市としても再発防止を徹底していきたい」としている。(片山由紀)
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