認定こども園「定員35人」案を撤回 大阪府、修正案提出へ

産経ニュース
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 幼稚園と保育園の機能を併せ持つ「認定こども園」の3歳児学級で、
定員上限を従来の25人から35人に引き上げる大阪府提出の条例改正案について、
府は、23日開かれた大阪府議会教育常任委員会で撤回する方針を明らかにした。
野党会派などから反対意見が相次いだためで、
27日に修正案を府議会に提出するとみられる。

 条例改正案には議会の過半数を占める野党会派だけでなく、
与党の大阪維新の会からも「幼児教育の後退だ」と反対する声があり、
自民党などは25人を維持する修正案の提出を準備するなど、
改正案の撤回を求めていた。

 幼児学級(3~5歳)は国の基準では35人が上限だが、
府は、平成6年に3歳児のみ25人とする独自基準を設け、
小人数学級をルール化。
定員の上限を引き上げる今回の条例改正案には府民から意見を募る
パブリックコメントのほか、幼稚園経営者との意見交換でも
「教育の質が低下する」と批判が相次いだ。
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