保育施設乳児死亡事件 預けられた男児の爪はがされていたことも

FNN
------------------------------------------------------------------------------------------------
栃木・宇都宮市の保育施設で7月、宿泊保育中だった
生後9カ月の女の子が死亡した事件で、この施設に以前、3歳の男の子が預けられた際に、
爪がはがされていたことがわかった。警察も、こうした経緯を把握しているという。
この事件は2014年7月、宇都宮市の認可外保育施設「トイズ」で、
当時9カ月の山口 愛美利(えみり)ちゃんが、宿泊保育中に死亡したもので、
両親が、施設の代表らを保護責任者遺棄致死の疑いなどで刑事告訴している。
その後のFNNの取材で、愛美利ちゃんが亡くなる前の5月、
この施設に3歳の男の子が預けられた際に、
爪がはがされていたことが新たにわかった。
男の子の母親は「爪が、まるまるはがされて帰ってきた。
あの時、わたしたちが、もっともっと騒いで、
世間に爪がはがされたことが広まっていれば、
尊い命が失われることはなかったんじゃないかと、すごく悔やまれる」と話した。
男の子の両親は、虐待の疑いで宇都宮市に報告し、
警察も経緯を把握しているという。
一方、亡くなった愛美利ちゃんの両親は、
施設がパンフレットなどでうたっていた、
常駐する看護師や嘱託医の存在がなかったとして、
30日、詐欺の疑いでも新たに刑事告訴する方針。
------------------------------------------------------------------------------------------------