高津の不登校児童・生徒「フリースペース」 文科相が視察

東京新聞
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 下村博文文部科学大臣が27日、川崎市高津区下作延の
「市子ども夢パーク」内にある「フリースペースえん」を視察した。

 視察は、フリースペースなどで学ぶ子どもたちへの支援策検討のため。
室内で歌を歌ったり勉強したりする様子や、
自由にたき火やどろんこ遊びができる施設を見て回り、
「教育をより柔軟で、多様な発想に持っていかねばとあらためて思った。
未来の学校の在り方のモデルの一つがここにある」と評価した。

 「自分で勉強した方がいい?」「ここはどうして好き?」などと声を掛けた文科相。
子どもから「ここはいろいろ強制されないから一番いいけれど、遠いから毎日来られない。
家の近くにもこういう場所がほしい」と“陳情”される場面もあった。

 「えん」は、主に不登校児童や生徒が通う公設民営の施設。
2000年に全国に先駆けて市議会が可決した「子どもの権利条例」の実践の場として、
全国的に活動が注目されている。 (平木友見子)
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