特別養子縁組の育児休業、三重県が職員に認可へ

TBS news i
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公務員には認められていない「特別養子縁組」のための育児休業を、
三重県が全国で初めて認める方針を固めたことが分かりました。

 「特別養子縁組」は、生みの親が育てられない子どもと法律上の親子になるもので、
縁組の前には6か月の試験的な養育期間が必要です。
ところがこの時点で、住民票上は「子ども」では無く、
「同居人」と扱われるため、公務員には育児休業が認められず、
縁組を諦めたり公務員を辞めたりするケースが相次いでいました。

 三重県は全国で初めて、公務員に特別養子縁組のための
育児休業を認める制度改正を、
来年2月から実施する方針を固めたことが分かりました。

 「多くの子どもたち、家庭に恵まれない子どもたちが、
家族や家庭を持つ機会が増えると思う」
(新生児の特別養子縁組を推進する萬屋育子さん)

 対象は県の職員と教職員合わせておよそ2万3000人で、
三重県は来週、正式に決定する見通しです。(11日19:46)
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