福岡市、保育事業の定員3700人増 5年で

日本経済新聞
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 福岡市は27日、来年度から5年間の子供に関する施策の方針を示す
「第4次福岡市子ども総合計画」案をまとめた。
市は保育を必要とする子供が増えると見込み、保育事業の総定員を、
増加幅に相当する約3700人分増やす計画。
来年度施行の子ども・子育て支援法を踏まえた計画で、
「より市民ニーズに即した施策を総合的・計画的に推進する」としている。

 計画案によると「保育の必要性がある」とされる0~5歳児は今年度で約3万2千人いる。
保育需要に関するアンケート調査や国の手引を基に、2019年度の見込み数を算出した。

 市は幼稚園など各保育施設の定員を増やすことに加え、
延長保育や夜間・休日、短期間保育などのサービスを拡充。
多様化する保護者のニーズに対応する。

 このほか市が設定した目標では、虐待やいじめ、
発達障害で情緒不安定になった子供の治療や生活指導を行う
「児童心理治療施設」の新設を検討。
休日や夜間に子育て支援などする「子ども家庭支援センター」の増設も目指す。
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