正しい姿勢を育てる子ども用クッションがじわじわ売れている

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 座ったときに正しい姿勢を育てる子ども用のクッション
「p!nto kids(ピントキッズ)」がじわじわと売れている。
製造・販売を手がけるピーエーエス(大阪府箕面市)によると、
販売開始から1年を迎えた2014年12月6日の時点で
累計販売数は約1万個になり、東急ハンズやロフトを中心に、
取り扱いが増えているという。

 同社は姿勢保持機能を備えた車いすなどを製造、販売してきた福祉器具メーカーだ。
ピントキッズの開発には、作業療法士の野村寿子氏が、
年間300件を超える採型を行うなかから生まれた
3次元立体構造システム「エスリーム技術」を採用した。
重心の位置や骨の位置、筋肉の動きなどを確かめながら作った立体形状のシートが、
座骨・背骨を包むように支えるため、ただもたれやすく座りやすいというだけではなく、
無理なく正しい姿勢へと体を誘導するという。

 「姿勢が悪いと体に負担がかかり、心身のストレスが蓄積され、
集中力や学習効率の低下といった悪影響が出てきます。
ピントキッズを使うことで、交感神経と副交感神経のバランスの乱れを軽減するなど、
問題解決に役立てていければ」と同社担当者。
使用者からは姿勢が整うことで「勉強に集中できるようになった」などの
感想が寄せられているという。

 クッションなので、リビングや勉強部屋、塾や旅行先など、
場所を変えても使用できる。洗えるカバー、持ち運びに便利な軽さなど、
使い勝手にもこだわった。
デジタルデバイス依存で猫背開始の早期化が懸念されるなか、注目されそうだ。
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