学力低い児童の支援教室、春日市が7月開始検討

YOMIURI ONLINE
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 春日市は、学力の低い児童を対象にした
学力向上支援教室を開設する方向で検討に入った。
授業がない土曜日に学校の施設を使い、教員OBや大学生が指導に当たる。
学校の授業についていけない児童の学力を引き上げる狙い。
モデル事業として7月にも小学校数校でスタートし、
将来的には中学校での導入も検討する。

 同市教委などによると、教室の名称は「まなびや春日」。
現時点の計画では、市内12の小学校のうち2~4校をモデル校に指定。
月に2日程度、希望する児童を土曜日に学校に集め、
2~3時間、教員OBや大学生らが勉強を教える。
授業形式ではなく、個別指導を想定しているという。

 児童側から授業料は徴収しない方針で、市は18日までに文部科学省に対し、
指導者の人件費や教材費に充てる補助金を申請した。
早ければ市議会の6月定例会に関連予算を提案し、
7月にも教室を始める計画という。

 ただ、「低学力」の定義や線引きがあいまいで、
学校側が特定の児童を選んで参加を促すことは難しいため、
モデル校の全児童に参加の機会を与える形で呼びかけざるを得ないという。
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