女児溺死で保育士ら「取り返しつかないことを」

YOMIURI ONLINE
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 茨城県五霞町冬木の認可外保育所「東関東子育てサポートセンター」で
2012年8月、家庭用プールで女児が溺死した事故。

 境署と県警捜査1課は2日、施設長の男(64)が
「監視担当者を配置する」などの具体的な指導をせず、
保育士の女(34)も水遊びをしていた女児の監視を怠ったとして、
業務上過失致死容疑で水戸地検下妻支部に書類送検した。
2人は過失を認め、「取り返しのつかないことをしてしまった」と話しているという。

 発表によると、事故で亡くなったのは、埼玉県久喜市、
小林優心ひなみちゃん(当時3歳)。
12年8月23日午後4時半頃、
施設のベランダのプール(縦1・35メートル、横1メートル、水深23・5センチ)で
遊んでいた際に溺れ、翌24日に低酸素脳症で死亡した。

 事故当時、施設には施設長、女性保育士2人、
優心ちゃんを含めた園児13人、園児の保護者3人がいた。

 優心ちゃんがプールに入ることを認識していた保育士の女は、
プールから約8メートル離れた庭で保護者への対応を優先させ、
優心ちゃんから目を離した。
優心ちゃんは以前にも1人でプールに入っていたことがあり、
保育士は大丈夫と思って監視を怠り、
他の保育士に監視させるなどの措置を講じなかった。
施設長は、保育士を指導監督する立場だが、
優心ちゃんをプールで遊ばせる際の具体的な注意事項を指導しなかったという。
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