【神奈川】県15年度予算案:保育士雇用に6億円 低年齢児受け入れで助成

カナロコ
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 待機児童解消に向け、県は来年度から定員を超えて
0~2歳児を受け入れる保育所に対し、
配置基準を上回る保育士の雇用関係経費の一部を独自に助成する。
2015年度当初予算案に約6億円を計上した。

 政令市を除く県所管域が対象で、
保育士を雇う経費を負担する市町村に対し2分の1を補助する。

 人件費を含む保育所の運営費は、
現行では国・県・市町村の負担金と運営費補助で賄われている。
4月の子ども・子育て支援新制度移行に合わせ、
県は待機児童の8割を占める0~2歳児の受け入れ促進に絞った助成に切り替える。
保育士を1人増やせば、0歳児で3人、1~2歳児で6人の受け入れ児童を増やせる。

 このほか、虐待などを受けた要保護児童の受け入れを促進するため、
非常勤の保育士を雇う経費の一部助成(3500万円)、
新制度移行後に収入減が見込まれる保育所への
事業費補助(9845万円)などを盛り込んだ。

 県の15年度当初予算案では、
新制度移行に伴い市町村が実施する保育所・幼稚園・認定こども園の
給付費の一部負担金(202億円)、
小規模保育など地域型保育給付費の一部負担金(15億円)を計上。
待機児童対策で保育所整備を行う市町村への
事業費補助(81億円)も引き続き盛り込んでいる。
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