【広島】子どものスマホ、10時でOFF…市が制限運動

YOMIURI ONLINE
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 子どもの携帯電話・スマートフォンの長時間使用で生活習慣の乱れ、
いじめなどが問題になっているため、
広島市は市内の小中学生を対象に
使用時間に制限を設ける「10テンオフ運動」を始めた。

 「午後9時以降は(メール、無料通話アプリなどの)データを送信しない。
遅くても10時までには電源を切る」のがルール。
こうした取り組みは県内の自治体では初という。

 同市が2013年度に市内の小学4年~中学3年の児童生徒計1409人に
アンケート調査したところ、携帯電話・スマートフォンの所有率は、
中学生が51・1%、小学生で35・2%だった。

 このうち携帯電話でのインターネット使用は、
中学生は33・4%が2時間以上、小学生でも13・1%が1時間以上と回答。
「使用時間や場所などのルールを決めていない」と答えたのは、
中学生で34・4%、小学生でも28・0%いた。

 市は昨年12月、校長会やPTAなどと
「電子メディアと子どもたちに関する関係者会議」を設立し、
対策を検討。この「10テンオフ運動」について、
市は4月の新学期からポスターなどを各学校に配り、浸透させる。
市教委育成課は「これを機に家庭内で携帯電話の使用について話し合って」
と呼びかけていく。
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