親の勝手は絶対NG!名前は子どもの●●に「大きな影響を及ぼす」と判明

livedoor NEWS
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子どもが生まれると、「自分の子が一番可愛い」
「とびきり素敵な名前を付けてあげたい」と思うのは自然な親心。

一生懸命考え、子どもが将来気に入るような名前を付けてあげたいものですね。
個性を重視し、中には非常に珍しい名前や、
読めない当て字、アニメなどのキャラクター名などを付ける方もいます。

しかし、米国で行われた研究によると、名前は子どもの将来を大きく左右するそうです。
親の考えだけで名前を付けると、子どもが後で困ることも。
その理由がなぜなのか、海外のニュース誌『TIME』に掲載された記事を
参考にご紹介しましょう!


■“珍しい名前”が学校で差別を受ける!?

米国ノースウェスタン大学の経済学・教育学教授が行った研究によると、
子どもの名前はやはり、性格形成や学校、就職など人生の大事な場面において、
大きな影響を及ぼすそうなのです。

研究で使われたのは英語名ですが、
ユニークな名前やスペリング(日本では漢字)が流行していることは日本も米国も同じ。
「人と同じ名前はありきたりでイヤ」と、
簡単に読めない名前を付ける親は米国にも大勢います。

研究結果によると、発音や綴りが“伝統的でない名前”は、
中流以上の家庭ではほとんど見られず、
経済的なステータスが低い家庭でよく見られるとか。

さらに米連邦政府の教育機関による調査では、
学校で教師に差別的な扱いを受ける可能性がより高いほか、
テストスコアが低い割合も高くなるそうです。
この結果、就職時などに特別視されたり、
不利になったりすることも考えられそうです。

珍しすぎる名前は子ども同士でも呼びにくく、
本人にも書きづらいことがあるかもしれません。
その結果、からかわれたり、いじめを受けたりする可能性も捨て切れませんね。

■名前がおよぼす性格・行動への影響

研究ではさらに、双子の女児の1人に女の子らしい名前、
もう1人に男女どちらでも通じる
ユニセックスな名前を付けた場合の事例を紹介しています。

それによると、双子でどちらも数学が得意だったにも関わらず、
女の子らしい名前の女児は、成長するにつれて
数学や理科の勉強を避けるようになったそうです。
これは、人々が名前と性別に持つ“先入観”を如実に表した結果といえそうですね。

欧米には、一般的には女性名とみなされる名前を持つ男性も大勢います。
この場合の“女性らしい名前”とは、元々男女両用の名前であっても、
響きが女性的で、現代の欧米ではほぼ女性向けに使われる
“トレイシー”、“ステイシー”、“アシュリー”、“ブルック”などの名前を指します。

なんと、前出のノースウェスタン大教授が2006年に行った研究によると、
男性でいわゆる“女性名”を持つ場合、
中学校での素行が乱れる割合が高いという結果が出たそうです。

たとえ親が「これがいい!」「これなら目立つ」と思って付けた名前でも、
名前によっては後で子どもが苦労したり、不当な扱いを受けたりする場合も。
特に、子どもも社会的なことが理解できるようになる中学生以降では、
本人の性格や行動に影響することも考えられるのです。

以上、子どもの名前が及ぼす人生への影響についてを紹介しましたが、いかがでしょうか? 
あくまで米国の研究結果であり、文化の異なる日本に
そのまま当てはまるかはわかりませんが、参考にしてみてください。

「これから名前を決める予定がある」という方々は、
ネットで誰が同じ名前を持つかを検索したり、意味や画数を調べたり、
周囲の人々に印象を尋ねたりして、様々な角度からその名前を研究した方がよさそうです。
子どもの将来にいい影響がある素敵な名前を付けてあげてくださいね!
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