パック型洗剤、子供の誤飲に注意を 消費者庁など呼びかけ

日本経済新聞
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 衣類の洗濯に使う液体入りパック型洗剤の中身が
子供の目や口に入る事故が多発しているとして、
消費者庁と国民生活センターは18日、消費者らに注意喚起した。
昨年4月に国内で発売されて以降、
今年1月までに152件の事故情報が同庁に寄せられており、
このうち約7割が3歳以下の子供に集中。
「子供の手の届かないところに保管して」などと呼びかけた。

 パック型洗剤は、洗濯1回分の洗剤がフィルムに包まれた形状で、
通常は大人の力でも破れない。
しかし、水分でぬれるとフィルムが破れやすくなり、
子供が口の中に入れてかんだり、口に入れた後に握ったりして、
洗剤が目や口に入る事故が起きている。

 消費者庁に寄せられた事故情報の内容としては、
「口に入った・飲んだ」が104件で、「目に入った」が46件。
8人が入院し、うち1人に急性薬物中毒の症状が出た。

 消費者庁などは事故を防ぐため、
洗剤を子供の手の届かないところに置いたり、
ぬらさないようにしたりするよう注意を促している。
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