取手の保育園でゼロ歳児を虐待 担任保育士外す

東京新聞
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 取手市の私立戸頭東保育園(戸頭三)で、
ゼロ歳児クラスを担任する三十代の女性保育士が、
園児に虐待行為をしていたことが十三日、分かった。
園側は行為を認めており、保育士を担任から外したという。

 市によると昨年十一月、この保育士が、
乳幼児の口に食べものを無理やり押し込んだり、
強く揺さぶるなどの行為をしているとの通報があった。
今年一月、同じ保育士の同様の行為が判明、二月に県が立ち入り調査し、
市も園に文書で対応の改善を求めた。

 秋山礼子園長は取材に対し、
「虐待行為があったのは事実。
保育士はゼロ歳児にふさわしい保育ができていなかった」と話した。
市によると、同園では二歳児にも「数人だけ立たせて怒鳴り、
泣いても大声で怒鳴る」など保護者からの指摘が寄せられているという。

 市は二〇一二年、「民間の能力を生かし保育水準の向上を図る」を理由に、
同園に市立保育所の施設を無償譲渡。
用地を都市再生機構(UR)から年間約二百万円で
借り上げ無償提供している。 (坂入基之)
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