マッサージ後乳児死亡、元理事長を起訴 業過致死罪で

日本経済新聞
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 大阪市で昨年6月、乳幼児向けマッサージを受けた
神戸市の生後4カ月の男児が死亡した事件で、
大阪地検は25日、NPO法人「子育て支援ひろばキッズスタディオン」元理事長、
姫川尚美容疑者(57)を業務上過失致死罪で起訴した。

 起訴状によると、同被告は昨年6月2日、大阪市内の事務所で、
乳児の心拍の動きに影響を与えることなどを認識しながら、
男児に「身体機能回復指導」と称する施術を行い、
同月8日に低酸素脳症による多臓器不全で死亡させたとされる。

 男児の遺族は25日、弁護士を通じ「加害者はいまだに亡くなった息子に
謝罪や反省の意思を示そうとは一切していない。
国家資格を持たないものが危険な施術を行うことを厳罰化できるよう
法改正してほしい」などとするコメントを出した。

 大阪府警は25日までに、一連の施術が医療行為に当たるとして
医師法違反(無資格医業)容疑で姫川被告を追送検、
元同法人副理事長の男性(72)を書類送検したが、
同地検は同日、いずれも起訴猶予処分とした。
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