小山市、4月から「就業奨励金」 人材確保へ保育士らの卵を支援

下野新聞SOON
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 【小山】市は4月から就業奨励金交付制度を始める。
各種養成施設の在学者らを対象に、卒業後市内の保育所や幼稚園、医療機関などに
一定期間以上勤務することを条件として奨励金を交付し、修学を支援する。
市によると、県内の市町では初の取り組みという。

 国の地方創生交付金を活用した事業。奨学金交付に向け
市は2014年度補正予算で、保育士や幼稚園教諭に600万円、
看護師に1020万円を計上した。

 保育士や幼稚園教諭は10人程度を募集する。
奨励金は在学施設の正規の修学期間に自宅通学者には月額3万円、
自宅外通学者には同5万円を交付する。

 市こども課によると、市内や近隣の養成施設で
保育士や幼稚園教諭の資格を取得しても、
東京圏で就職する例などが多いという。

 看護師は自宅通学者に月額3万円、自宅外通学者には同5万円を交付する。
募集は各10人程度。市健康増進課によると、新小山市民病院は
16年度の看護師目標数を282人とするが、
15年4月の見込み数は229人で53人の不足という。
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