3日連続で欠席の子ども 安全確認へ 文科省

NHK NEWS WEB
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川崎市で中学1年生の男子生徒が殺害された事件を受けて、
文部科学省の特別チームは、子どもが3日連続して学校を休んでいることを目安に、
原則として本人と会って安全を確認するなど、対応策の骨子をまとめました。
今回の事件で殺害された男子生徒は、
ことしに入って全く学校に通っていなかったことから、
文部科学省の特別チームは、子どもの姿が見えなくなった場合の
対応策の骨子をまとめました。
骨子では、3日連続して学校を休んでいることを目安に、
担任や養護教諭などが管理職に報告するとともに
原則として本人と会って安全を確認し、欠席が7日続いた場合は、
教育委員会に連絡するとしています。
そのうえで、速やかに支援体制をつくり、非行グループと関わりがある場合は、
ほかの児童・生徒や地域住民から情報収集し警察と連携すること、
家庭の協力が得られず子ども本人と会えない場合は、
スクールソーシャルワーカーを活用しながら児童相談所と連携するなどとしています。
文部科学省は今月中に最終的な指針をまとめ、
全国の教育委員会や学校に通知する方針です。
子どもを巡る問題に詳しい山梨県立大学の西澤哲教授は
「不登校や非行とみられる子どもたちのなかにリスクが潜んでいると考え、
子どもの姿を見失わないことが重要で、
指針が関係機関が垣根を越えて対応する第一歩になればと思う」と話しています。
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