宇宙関連の教育を支援

YOMIURI ONLINE
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 八王子市教委は23日、宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)と
宇宙に関する教育の充実に向けた協定を締結した。
JAXAが都内の自治体とこうした協定を結ぶのは、国分寺市に次いで2例目という。

 協定は、八王子市が展開する「宇宙航空」をテーマにした教育活動について、
JAXAが〈1〉学校教育〈2〉社会教育〈3〉教職員の研修――
などで支援する内容となっている。

 八王子市はすでに、JAXA宇宙教育センター(相模原市)と協力し、
宇宙や自然科学の講義や実験などを行う「宇宙の学校」や
「コズミックカレッジ」などを開催。今回の協定により、
こうした活動の内容拡充が期待される。
また、4月1日の中核市移行に伴い、
市が独自に行うことになる教員研修にも、
宇宙関連のテーマを取り入れていく考えだ。

 協定締結式は市役所で行われ、
坂倉仁教育長と広浜栄次郎・JAXA宇宙教育センター長が
協定書に調印。JAXA側からは締結の記念に
H2Bロケットの模型がプレゼントされた。

 坂倉教育長は「子どもの理科離れが言われているが、
小惑星探査機『はやぶさ』の活躍などで宇宙への関心は高まっている。
子どもや教職員の指導面で協力を期待している」などと話し、
広浜センター長は「(協力を通じて)子どもたちに宇宙や科学に興味を持ってもらい、
課題を解決する能力を養う機会にしていきたい」などと応じていた。
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