4保育所に補助金返還請求…能代市

YOMIURI ONLINE
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 国の延長保育促進事業で補助金を受給した能代市の民間4保育所が、
受給要件を満たしていない期間があったことが会計検査院の指摘でわかった。
能代市は4保育所に対し、支給済みの補助金計700万8000円の返還を請求する。

 市によると、4保育所は2013年度、
延長保育で保育士の人件費などに充てる補助金を受給した。
ところが、年度途中に園児の数が増えたにもかかわらず、
それに対応して保育士を増員配置しなかったという。

 4保育所で保育士が規定に満たなかった期間を月割りで算定した結果、
計700万8000円が不適切な受給とされた。
同補助金は国と県、市が3分の1ずつ負担。
市は不適切分全額を今年度一般会計補正予算案に計上し、
開会中の定例市議会で可決され次第、国と県に各233万6000円を返還する。
市は4施設に対し、700万8000円の返還を求める方針だ。

 市子育て支援課は「保育所側の認識不足。
今後、この補助金を受給する施設には、
月別の保育士配置状況を報告してもらう」と再発防止策を挙げた。
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