都の施設内に保育所 来年10月設置


NHK NEWS WEB
------------------------------------------------------------------------------------------------
 東京都は働く親などの育児を支援しようと、職員の子どもや地域の子どもを受け入れる保育所を都の施設内に来年10月に設置することになりました。
 東京都内では、保育所などの空きを待つ待機児童が去年10月の時点で1万2000人余りに上り、保育施設の確保が課題となっています。
待機児童の解消に向けて、都は企業が従業員の子どもを預かるために設置する「事業所内保育施設」の普及を目指しており、その一環として、新宿区の都庁前にある都議会議事堂の1階に新たに保育所を設置することになりました。定員は48人で、半数は都の職員や周辺の企業で働く人の子どもを対象とし、残りの半数は区内全域の子どもを対象にします。また、保育の時間は午前7時から午後6時までを基本に、午後10時までの延長も可能にするということで、看護師も常駐させる予定です。
都は今月から運営する事業者を公募し、来年10月から運営を始めることにしています。事業所内保育施設が従業員以外の子どもも受け入れるケースはまだ一部に限られているということで、都は「モデルケースとしてノウハウなども提示していきたい」としています。
------------------------------------------------------------------------------------------------