保険業界の女性 子育てとの両立でネットワーク

名刺交換をする女性のイラスト(ソフト)


NHK NEWS WEB
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子育てをしながら保険業界で働く女性らが、両立することの悩みなどを共有し、キャリアアップに役立てようという企業間のネットワークが結成され、24日、東京都内で初めての会合が開かれました。
会合は、全国に支店を持つ生命保険会社と損害保険会社、合わせて6社が開いたもので、子育てをしながら働く女性社員ら合わせておよそ100人が参加しました。
参加者は子どもの年齢や悩みに応じたグループに分かれて、子育てと仕事の両立について話し合い、参加者からは、自分のキャリアアップのために子どもを長時間、保育園に預けてよいものかとか、部下より先に帰宅するとき罪悪感を感じるといった意見が出されていました。
また、どうしても完璧を目指して頑張りすぎてしまうという意見に対しては、子育てをしながら管理職として働く女性から「完璧を目指さず、できる範囲内でよいので、周囲の力を借りながら続けていくことが大事だ」などというアドバイスも出されていました。
参加した女性の1人は、「会社によっては1時間単位で休暇が取れる制度があることが分かったので、自分の会社でも提案したい」と話していました。
国内の生命保険会社が加盟する「生命保険協会」の去年10月の調査によりますと、生命保険業界で働く女性管理職の割合は12.1%にとどまっているということで、会合を呼びかけた損保ジャパン日本興亜の人事部特命部長の野間和子さんは、「会社の垣根を越えて、今後も全国規模で会合を開きたい」と話していました。
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