「体験学習」の学童保育誕生

子どもたちの目の前でテープカットを行った
タウンニュース
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 保育のほか、学びや生活体験の機能を備えた児童クラブ「マミー・レインボーきっず@茅ヶ崎サザンSt.(ストリート)」の竣工式が7月21日に開かれ、来賓や関係者ら約30人が出席した。

保育のほか「学び」も

 就労等で昼間に家庭を不在にする保護者の小学生を対象に、保育を目的として設けられている茅ヶ崎市内の学童保育「児童クラブ」は、26施設を市が委託運営している。そこで主として行われるのは「保育」。しかし民設民営の「マミー・レインボーきっず」は、体験学習など「学び」が主として行われる保育施設として開所された。ここでは、地域の高齢者らが手技をこらして工作を教えたり、外国語を話すネイティブ講師が英会話レッスンを行う。「放課後の学びの場の創出」という観点で設立された新しいタイプの児童クラブ第1号だ。

由緒ある土地に建設

 4月開所以来、同クラブは共恵海岸通り自治会館の2階で運営していたが、このほど施設が竣工した。同クラブを運営する(株)マミー・インターナショナルの伊藤勝康代表取締役は「幼少期に親を亡くした私自身の経験から、愛情をたっぷりと注いだ保育を行っていきたい」と決意を述べた。来賓の服部信明茅ヶ崎市長は「新しいタイプの児童クラブとして、見本となるよう期待している」と挨拶。同クラブに敷地を貸借提供した小林健二さん(茶商小林園代表取締役)は「この敷地は、昔から茅ヶ崎の子どもが遊んでいた場所。サザンオールスターズの桑田くんなども楽しんだこの土地で、現代の子どもたちも楽しんでほしい」と祝辞を述べた。

 テープカットと看板除幕式には、同クラブに通う児童ら約20人が参加。伊藤代表と服部市長、小林さんが子どもたちと対面して賑やかに行われた。

 市内にはもう1カ所同様の児童クラブ「まちの背守り保育 じぃーじとばぁーばの宝物 ちがさき松林・室田」がある。

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