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| １８日ぶりに再開した園舎で、みんなでおやつのビスケットを食べる園児たち＝常総市で |
東京新聞様
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水害で休みになっていた常総市の公立保育所３園のうち２園が２８日、１８日ぶりに再開した。慣れ親しんだ園舎に戻ってきた園児たちは「みんなと会えて楽しい」と笑顔を見せた。ただ残る１園は、床上浸水したため大規模な改修が必要で、再開の見通しは立っていない。
再開したのは水海道第二保育所（中妻町）と同第六保育所（小山戸町）。市こども課によると、園舎に被害はなかったものの、断水や停電で、やむなく休園していた。ライフラインが復旧したことに加え、避難指示・勧告が解除されたため、ようやく再開にこぎつけた。
第二保育所には、園児４７人中、４４人が通ってきた。消毒した園庭で砂遊びをしたり、おやつのビスケットを頬張ったり。中には「ヘリコプターに乗ったよ」「ママとパパの車が壊れちゃった」と被災した体験を口にする子どもたちもいた。
残る水海道第三保育所（高野町）は、床上５０センチまで浸水し、壁と床の張り替えが必要なことから当面、休園する。現在、他の保育所で園児を受け入れて合同保育をしており、市は保護者の希望が多い保育所の職員を増員、合同保育を続ける方針。 （増井のぞみ）