「主婦休みの日」は定着するか?

年に3回は多いのか少ないのか 「主婦休みの日」


福井新聞
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専業主婦が抱える不満の1つが「休日がない」というもの。そんな彼女たちに休んでもらう「主婦休みの日」という日があるのをご存じだろうか?

あまり聞き慣れない「主婦休みの日」は、生活情報紙を発行するサンケイリビング新聞社が提唱している記念日だ。同社によれば、「主婦休みの日」は、「家事や育児に毎日がんばる主婦がリフレッシュできる日」「家族が元気になって、ニッポンも元気になる日」「夫や子どもが家事にチャレンジする日&パパと子どもが一緒に行動する日」とのこと。2009年には日本記念日協会にも認定されている。

掃除や洗濯なら2、3日は休めるが、食事の用意は毎日のこと。主婦に家のことを任せきりの家族はついつい忘れがちだが、主婦の仕事に“休み”はない。そうした事情を反映してか、「主婦休みの日」は1月25日、5月25日、9月25日の年3回が設定されており、そのうちの1日にあたる9月25日、「主婦休みの日」がツイッターのトレンドワードの上位にランクインした。

当日のツイッターを見ると、

「『主婦休みの日』というものがあるらしい。初めて知った」
「今日、9月25日って『主婦休みの日』なんだって。それを知った今は今日が終わる30分前…」
「ねえみんな!!! きょう何の日か知ってた!? なんと。。。 『主婦休みの日』だって!!! もっと大々的にやってよ~! 知らんまま過ごしてしまったやん!」
「今日は主婦休みの日だったんだ…(・・;)今日は手続きいったり、支払い行ったり、むしろ忙しかった」
「休むどころか、明日の運動会のために義父母来たからいつもよりがんばっちゃったよ」

など、初耳だという人がやはり圧倒的に多く、

「私は否定的だなー。じゃあ子どもどーすんの?って思う。家事しない=子どもにもご飯作らなくていい…わけないよね?」
「休めるかあああ!こんな日、無意味じゃあああ!」
「まーそんなのどう考えても無理なのは分かってますからw」
「是非!って思ったけど乳児持ちには無理だなあ」
「主婦を休んで誰か代わりにやってくれるんですかね…?」

など、「現実的でない」というコメントも数多く寄せられている。しかし中には、

「やったーじゃあ今日は休もう!ってふだんからけっこうサボってるけどね」
「まぢ!?休んでいいの! わーーい」
「ヨッシャ! 堂々とお出かけしてきます!!」

と、しっかり休みの日をエンジョイした主婦はおり、

「こんなのあったんだ! 全国の主婦のみなさん、広めましょう(笑)」
「制定しなくても休ませてあげてほしいね。協力協力ゥ」
「休むのは無理かな でもちょっとだけお手伝いしてほしいなぁ」

と、理解と協力を促す声も登場。わざわざ休みの日を設けなくても、日頃から家族が家事を手伝うのが理想だが、「主婦休みの日」は主婦の仕事と休みについて考える良いきっかけとなったようだ。
(金子則男)

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