自民党若手議員が育児休暇の取得を検討

自民党若手議員が育児休暇の取得を検討
NHK
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自民党の若手議員が妻とともに子育てに取り組みたいとして、来年、子どもが生まれたあと、1か月から2か月程度、育児のための休暇を取ることを検討していることが分かりました。衆議院事務局は「男性議員が育児のため、一定期間続けて、国会を欠席した例は聞いたことがない」と話しています。
この若手議員は、衆議院京都3区選出の自民党の宮崎謙介衆議院議員で、ことし2月、同じ自民党の金子恵美衆議院議員と結婚し、来年2月中旬に初めての子どもが生まれる予定です。
宮崎議員は妻とともに子育てに取り組みたいとして、子どもが生まれたあと、1か月から2か月程度、育児のための休暇を取ることを検討しています。
衆議院の規則では、出産の場合には自分で期間を決めて欠席できることになっていますが、育児休暇の定めはなく、宮崎議員は当面、本会議が開かれる日ごとに、議長に欠席届を提出して休暇を取りたいとしています。衆議院事務局は、「男性議員が育児のために一定期間続けて、国会を欠席した例は聞いたことがない」と話しています。
宮崎議員は子育て中のほかの自民党議員とともに、来月、勉強会を発足させ、育児のため一定の期間、国会を欠席できるよう、衆議院規則の改正を求めていく方針です。
宮崎議員は、「地元の有権者に怒られるのではないかとか、育児休暇の取得がマイナスに働くのではないかといった不安もあるが、国会議員が率先して取得することで、男性の育児参加が進んでいない現状を変えていきたい」と話しています。
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