海外在住ママが伝授!「バイリンガル育児」を成功させる秘訣って?

海外在住ママが伝授!「バイリンガル育児」を成功させる秘訣って?


日刊アメーバニュース
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芸能界ではここ数年ハーフタレントの活躍が目立ちますが、バイリンガルってやっぱりかっこいい!そんな憧れをお持ちの方は多いのではないでしょうか? 自分は英語が苦手だけれど、子供にはバイリンガルに育って世界で活躍して欲しい、とお考えのパパママもいることでしょう。
教育現場でも、公立小学校で英語教育が始まり、それとともに子供向けの英語教室やインターナショナルプリスクールが増え、英語がますます身近なものになってきています。
今日は、シンガポール在住の1児のママである筆者が、シンガポールの事例をもとに、バイリンガル育児を成功させるコツをご紹介します。

■バイリンガル育児の4つのメリット
筆者が住むシンガポールは多民族国家ゆえにバイリンガル育児がとても進んでいます。一部のプライベートスクールを除き、早いところでは1歳半から学校で英語以外の第二言語を学び始めます。このような幼児期からのバイリンガル教育がもたらすメリットは、複数言語の習得以外にも以下のような点が挙げられます。
(1)他言語の習得が早いだけでなく、発音がネイティブに近くなる
(2)より多くの人とコミュニケーションをとることが可能になる
(3)広い視野を持つことが出来る、相手を理解する能力が育ちやすい
(4)脳の使う分野が増え、脳の活性化が促進される
一方で以下のようなデメリットもあると言われています。
・母国語の習得が中途半端になる可能性がある
・子供のアイデンティティーの確立が難しくなる

■バイリンガル育児を成功させるコツ
シンガポールに住んでいると、例えば家では日本語、学校では英語(中国語)など多かれ少なかれバイリンガル育児という環境に身を置くことになります。実際にシンガポール在住のパパママたちに聞いた話をもとに、バイリンガル育児を成功させるコツをご紹介します。
(1)日本語をおろそかにしない
(2)日本人としてのマナーをしっかり教える
(3)日本の文化の大切さを教える
(4)子供の話したい言語を尊重し、子供のペースで進める
バイリンガル育児をするならば、やはり日本人としてのアイデンティティーを育てることを第2外国語を教えること以上に重要視したいものです。

いかがでしたか。
どんどん世界が身近になっている昨今、バイリンガル教育に興味をもつ方は増えつつあると思いますが、まずはメリットデメリットを理解した上で、お互いに楽しく進めていくことが一番大切だと思います。
【画像】
※ Aysezgicmeli / shutterstock
【著者略歴】
※ Kamiri・・・ママライター。人材コンサルタント、外資系人事のキャリアを経て現在は専業主婦としてシンガポール在住。異文化にもまれながら、1児の母として家事に育児に奮闘中。

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