学童クラブ態勢強化

タブレットで遊ぶ子どもたちのイラスト(ソフト)


読売新聞
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武蔵野市は新年度、市が設置・運営する「学童クラブ」の受け入れ態勢を強化する。市内に12か所あるクラブの利用時間を1時間延長して最長午後7時までとするほか、3か所の定員を計95人分増やす。時間延長などを求めてきた保護者の要望に応え、子育て環境を充実させるのが狙い。
 市児童青少年課によると、市の学童クラブは主に小学1~3年生が利用できる。共働き世帯などの増加に伴い、希望する保護者は年々増加している。2月1日現在、登録している児童数は798人だが、一時は850人と過去最多を更新した。
 現在の利用時間は最長午後6時までとなっているが、保護者から延長を求める声が多く、市は見直しを検討。子供の生活リズムを崩さない適正な延長時間は「1時間」と結論付け、昨年12月の市議会に延長を可能とする市学童クラブ条例の改正案を提出し、可決された。
 4月1日以降は、平日と夏休みなどは午後7時まで利用が可能となる(土曜日は午後6時まで)。ただし希望する保護者は、延長料として日額500円(月額2000円)を別途負担する必要がある。
 市は新年度からの実施に向け、今月15日から3月末まで試験的に利用時間を午後7時まで延長し、課題を整理する。試験期間という位置づけのため、延長料は徴収しない。
 一方、12か所のうち、「四小こどもクラブ」と「五小こどもクラブ」を4月1日から、「一小こどもクラブ」を今夏から、いずれも定員を増やす。「関前南こどもクラブ」も増員が決まっており、来年4月1日を予定している。
 市の担当者は「今後も学童クラブの利用を希望する保護者は増えると予測している。少しでも利用者のニーズに応えるため、受け入れ環境の整備を進めたい」としている。
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