gooスマホ部様
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最近ゲームといえば、スマホで遊べるアプリが大人気ですが、この流れは育児向けおもちゃでも始まっています。
しかし、育児にアプリを使うことに対しては、小さな子どもには操作が難しくて遊べなかったり、オンラインで広告や変なページに切り替わってしまったり、という心配もあります。
今回は、そのような不安を少しでも解消すべく、「オフラインでも使えるアナログおもちゃっぽい雰囲気」をテーマに、育児で使えるアプリを3つ選んでみました。それぞれについて、実際に我が家の息子(2歳3か月)が遊んだときの様子もまじえてレビューします。
まずは子どもの興味を引くおもちゃの定番、音の出るアプリから。
日本語タイトルはちょっと変な印象ですが、「My baby piano」という海外のアプリです。鍵盤をタッチすると音と一緒にバイブレーションの振動が伝わり、電子ピアノにでも触れたような気分になります。また、画面の音符やスティックのボタンをタップすると、童謡が自動演奏されたりBGMでリズムを取ったりと、にぎやかに楽しめます。
では実際に遊ばせてみましょう。
鍵盤数は少ないですが、小さな子どもが一本指でタッチするには十分です。
鍵盤を弾くとアルファベットの文字が躍り上がるという、アプリならではの動きに興味津々といった感じでタッチを繰り返しています。
徐々に真剣になってきたのか、顔つきや指の動きもまるで指揮者かピアニストのようになってきました(親バカ)。
このアプリでは、画面右側にある小さな鍵のボタンをタップすると「画面のピン留め」機能によって、子どもがあちこち触っても他の画面に移動してしまう心配はありません。もっとシンプルな方法としては、機内モードにした状態でアプリを立ち上げると、最初からバナー広告が表示されなくなります。
続いては、レールの上をボールがころころと進んでいく、ボール落としゲームのアプリです。
アプリの名前からもかわいらしい雰囲気が出ています。操作もいたってシンプルで、画面をタップすると水色のボールが現れて、レールの上を転がっていきます。途中にある歯車をタップするとボールが逆回転したり、スマホを傾けるとボールがその方向に進んだりと、ちょっとした仕掛けも楽しめます。
タップするたびにボールが「ポヨン」と音を立てて出てくるのが気に入ったようで、ひたすら画面をたたいています。
増えすぎたボールにどうにもならなくなったのか、急に画面に向かって叫びだしました。(このあたりは往年のファミコンゲーム「バンゲリングベイ」を遊んだ方ならわかる心情でしょう。)
TV番組「ピタゴラスイッチ」のようにボールが転がっていくだけの画面を、おやつを食べながら見入っています。もはやゲームで遊んでいるとは言えませんが、興味を引いているのは確かです。
このアプリは機内モードなど電波のない状態でも遊べますが、広告は画面に表示されたままです。広告をタップするとオフラインでもゲームが中断してしまうので、時々チェックが必要です。
最後に、子どもの感性を高めるのにも役立ちそうな、お絵かきアプリで遊ばせてみます。
いろいろおえかき(子供用)
Android
Android
赤や青など9色のペンと消しゴムのカラーパレットと、ホワイトボードからなるシンプルなデザインのお絵かきアプリです。オンラインでも広告などは表示されないので、うっかりオフラインのままにして着信などを逃す心配もありません。
まずは1人で自由にお絵かきさせてみます。紙とペンでも同じですが、何もない白紙に何かが描かれていくという過程にワクワク感が高まります。
スマホの画面ではイメージが収まりきらないのか、画伯は納得いかない様子(?)ですので、いったん消します。紙と違って描き直しが容易なところもアプリならではの便利さです。
再チャレンジ。息子の年齢ではまだ「絵」という出来栄えではありませんが、いつか何を描いているのか聞いてみたいと思っています。
このお絵かきアプリは、蛍光ペンで絵が光ったり、描いた絵が動き出したりといったこともなく、絵を描く以外に興味を引く要素は少ないかもしれません。まだきちんとお絵かきできる年齢でなければ、「最初は赤でぬってみよう」、「次は青で」などと、いろんな色を教えながら遊ばせてみるのもいいでしょう。
このように、スマホ1つにいろんな育児アプリをいれておけば、おもちゃで部屋が散らかることもなく、電車の中やレストランなど外出先でおとなしく過ごしてくれそうです。
その一方で、積み木やボールといった形のあるおもちゃは、つかんだり、たたいたりして体をあちこち動かすことや、実際に手に触れることで伝わる感覚といった面でも大切な経験だと思います。
いずれにせよ、おもちゃやアプリに頼りきりにならず、できるかぎり子どもと一緒になって遊ぶというのが望ましいですよね。
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