住宅に子ども4人の遺体、母親を殺人容疑で聴取 福岡


朝日新聞
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22日午前5時50分ごろ、福岡県須恵(すえ)町須恵の住宅で、「子どもが亡くなっている」と、この家に住む建設作業員の父親(39)から110番通報があった。福岡県警によると、10~3歳の子ども4人が和室の布団の上に倒れ、すでに死亡していた。県警は無職の母親(41)が無理心中を図った疑いがあるとみて、殺人容疑で事情を聴いている。

 捜査1課によると、死亡したのは小学5年の淵(ふち)俊介君(10)、ともに小学1年の美唯(みゆ)さん(6)と美菜さん(6)、美桜(みお)さん(3)の4人兄妹。首に絞められたような痕がある子どももいたという。

 一家は両親と子ども4人の6人家族。父親は前夜の午後11時ごろ就寝し、22日朝に起きたところ、4人が死亡しているのを見つけた。母親は手首を切っており、病院に運ばれたが軽傷だったという。

 須恵町は福岡市郊外のベッドタウン。現場はJR須恵駅の南東約500メートルの住宅街の一角にある。

 息子が美唯さん、美菜さんと同級生という女性(36)によると、2人は学校の中を一緒に探検するなど仲良しだった。「びっくりした。身近でこんなことがあるなんて」と話した。兄妹と同じ小学校に子どもが通う女性(38)も「ショックです。同じ小学校の子どもがそんなことに巻き込まれるなんて。何でこんなことが起きたのか、事実が知りたい」と驚いた様子だった。
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