保育所建設予定の都立公園で鉛検出 基準の17倍近く


NHK WEB NEWS様
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待機児童の解消に向け保育所の建設が予定されている東京・世田谷区の都立公園の土壌から最大で国の基準の16.7倍の鉛などが検出され、都は27日、柵を設置するなどして、公園の一部を閉鎖しました。
鉛などが検出されたのは、世田谷区の都立蘆花恒春園です。
この公園では、敷地の南側の「多目的広場」に保育所が建設され、来年4月に開園する計画でしたが、保育所を運営する予定の社会福祉法人が自主的に敷地の土壌を調べたところ、国の基準を超える鉛などが検出されました。
このため、公園を管理する東京都が今月、土を採取して民間の調査機関に依頼して調べたところ、国の基準の16.7倍から2.1倍にあたる鉛とその化合物が検出されたということです。また、保育所の建設予定地に隣接する公園内の敷地からも、基準の5.8倍から1.4倍の鉛とその化合が検出されたということです。
このため、東京都は基準を上回った区域について、柵を設置したり周辺をテープで囲ったりして、27日から立ち入りを禁止しました。都では今後、立ち入りを禁止した区域の土壌に盛り土するなどの作業を進め、安全性が確認された段階で開放することにしています。
近くに住む30代の女性は「突然、閉鎖されると聞いてびっくりしています。よく遊びに来るし、子どもも小さいので、都にはきちんと対応してほしいです」と話していました。
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