日本の保育をベトナムで 高知市の元保育士・松井麻里子さん


高知新聞様
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現地で開園準備奔走 「絵本や楽器寄付を」
 日本のような充実した保育をベトナムで広めたいと頑張る女性がいる。7月まで高知市で保育士をしていた松井麻里子さん(33)=東京都出身。9月の新保育園開園準備のため、現在はベトナムで奔走している。子どもたちの情操教育に役立つ教材なども不足しており「絵本や楽器の寄付をお願いします」と呼びかけている。

 松井さんは大学卒業後、企業のマーケティング調査を行う東京の会社などに勤務。ベトナムで“日本式”保育を実践する園が保育士を募集していることを知ったことが人生の転機となった。「海外で新しいことにチャレンジしてみたい」と2010年、ベトナムに渡った。

 2012~2016年には、日本で保育士経験のあるベトナム人が園長を務める保育園で勤務。日本では当たり前だが、ベトナムではあまり重視されないという合唱や合奏、絵本の読み聞かせなどに取り組んだ。ベトナムにはないという「お散歩」も積極的に行った。

 日本で幼児教育を学び直すためいったん帰国。2017年6月からは、長年参加していたよさこい祭りの仲間を通じて知り合った芸術学園幼稚園=高知市大津乙=の大石真司本部長の誘いもあり、芸術学園幼稚園で勤務した。

 8月に再びベトナムに渡った松井さんは、第3の都市ダナンに新設される「さくら保育園」関係者の紹介で開園準備を担当。年間のカリキュラムや現地保育士を対象にした研修内容などを考えている。

 「子どもたちの発想力や創造力を養うために合奏したり、好きな絵を思いっきり描ける環境をつくりたい」という松井さん。日本で使わなくなった絵本や楽器、クレヨンなどの寄付を募っており、現在約30点が集まった。

 松井さんは「子どもたちが自分で考えて成長の階段を上っていけるような保育をしたい。将来的にはよさこいを通じて高知とダナンの交流も図りたいですね」と夢を膨らませている。

 寄付の問い合わせは芸術学園幼稚園の大石さん(090・1000・8608)へ。


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