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出産などで専業主婦になったり、定年退職した後でも短い時間であれば働きたいという人は多いのではないだろうか。今、一日1時間からでも働ける「超時短勤務」に注目が集まっている。
お迎えを待つ子どもたちの相手をする保育士さん。実はこの女性「スターライト保育士」と呼ばれる夕方から限定で働く保育士。この保育園では、特に忙しい朝の時間帯と午後6時以降という時間に限り、1時間からでも働ける勤務スタイルを採用しているのだ。働く側にとっては空いたわずかな時間を有効に使えるメリットがあり、保育園側にとっても…。
“超時短”勤務を採用・アスク豊玉中保育園、野口公志主任:「1時間でも入って頂けると、私たちは助かります。ちょっとの時間帯でも入ってもらえると、僕たちはその時間は子どもの方に集中できたりしますので」
このような試みは保育の現場だけではない。埼玉県内で高齢者の介護施設を展開している企業でも、一日1時間からでも働ける体制を取っている。デイサービスで働く高橋七郎さん(70)。高橋さんの場合、選んだ仕事は利用者の送迎ドライバーとして勤務するスタイル。自分の都合に合わせて施設内での簡単な業務を引き受けるようになった。
“超時短”勤務を採用するデイサービスセンターを経営・大塚洋幸社長:「一日通してして頂く仕事では、心身ともに疲れてしまう場合がある。私たちが手の届かないところに少し手を貸して頂けるような形で、一日短時間でも働いて頂くと大変、助かる」
今後、こういった超時短ともいうべき働き方を選択肢の一つとして広がっていくことが期待されている。
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