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新潟市西蒲区のシステム開発会社「テクノクラフト」が、人手不足に悩む保育所や幼稚園のIT化支援を強化している。精密機器大手のグループ企業「キヤノンシステムアンドサポート」(東京)と連携。保育士らの多くが手書きしている連絡帳や日誌をパソコンで簡単に作成できるようにして、子供と接する時間を増やしてもらう新サービス「ぎゅっとなび」の全国展開に乗り出した。
ぎゅっとなびは、インターネット上で処理するクラウドで情報を管理し、情報技術(IT)が苦手な人でも分かりやすい仕様にしたという。
保護者もスマートフォンから連絡帳に子供の健康状態を記入したり、行事予定を確認できる。
テクノクラフトは情報処理専門学校の研究所を母体とする。ゴルフ業界では著名な企業で、コースの情報やコンペの順位を伝える「カートナビ」というIT端末で国内最大手。多角化の一環で、関連法人が営む認定こども園を通じて現場の声を聞き、延長保育料の精算や出欠管理などに使うシステムを開発。複数のサービスを取りそろえたクラウド型のサービス「コミュニケーション&なび」として提供してきた。
同サービスは既に約150施設が導入しており、ラインアップの一つとして、ぎゅっとなびを加えた。初期費用はID100件分で1万800円、年間利用料は8万5536円。保育園や幼稚園などのIT化に関する厚生労働省や文部科学省の補助対象となる。
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