育児の悩み「認める」で解決 怪獣博士50年の元保育士・原坂一郎さん

保父さんのイラスト
産経ニュース様
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 産経新聞で平成25年4月から約5年にわたって「原坂一郎の子育て相談」を連載する、元保育士で「こどもコンサルタント」の原坂一郎さん。大人と子供の両方の気持ちに寄り添い、ときに優しく解決法を提案、ときには厳しく諭す“先生”に、育児の悩みを解くポイントを聞いた。(松田麻希)

 ◆全解決策の基本

 毎週水曜日掲載の連載には、乳幼児から中高生まで幅広い年齢の子供の育児や教育にまつわる相談が寄せられる。「食事の作法ができない」「子供を叱り過ぎていないか心配」「受験なのに勉強しない」-。原坂さんの穏やかでバランスのとれた助言は、どうやって生み出されるのか。

 原坂さんは「すべての解決策の基本は、“認める”ことです。(悩みの元である)子供の気持ちも認める。質問者である親の気持ちも認める」と話す。認めた上で、どういう行動をすればいいか提案する。「一に共感、二は一緒に考える、三にアドバイス。人は共感してもらえると聞く耳を持ってくれる」

 原坂さんは昭和55年に保育士の資格を取得。男性保育士の黎明期の人として、神戸市でのべ23年にわたって保育士として勤務した。しかし、「目の前にいる子供だけでなく、もっと多くの子供たちを幸せにしたい」と考え、平成16年に独立。その後、多数の執筆・講演活動を行っている。

 ◆ゴジラはイクメン

 こどもコンサルタントである原坂さんのもう一つの顔が“怪獣博士”。

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