セリオの若浜社長「保育園19施設 さらに拡大」

社長のイラスト(若い男性)
日本経済新聞様
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 子育て中の女性に特化した人材派遣や認可保育園の運営をしているSERIOホールディングスが3月2日、東証マザーズに上場する。営業利益の6割を人材事業、2割を保育で稼ぎ、学童保育の運営受託も黒字化してきた。若浜久社長に事業の強みや今後の戦略などを聞いた。

 ――事業内容と強みを教えてください。

SERIOホールディングスの若浜久社長
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SERIOホールディングスの若浜久社長

 「人材派遣市場はフルタイム勤務が大多数なので、子育て中などの主婦などはなかなか仕事に就きづらい。我々はそういう女性に特化した人材事業を手がけている。子供の年齢、ご主人の仕事内容、介護の有無などで求めている働き方は異なる。当社は専門でやっており、仕事の幅が豊富だ。現在の顧客企業は150社、登録者は30~40代の女性を中心に約4万人いる」

 ――保育事業も展開しています。

 「保育園は4月の開園を含めると地盤の関西に首都圏をあわせ計19施設になる。チャンスがあればエリアを広げる。『放課後事業』も全国で受託している」

 ――上場の狙いは何ですか。調達した資金をどのように使いますか。

 「非常に公益性の高い事業をしている。会社の経営自体が健全で、かつ透明性があるべきだと考えている」

 「資金がかかるのは設備投資が必要な保育園事業。待機児童問題が解消されていない状況が続いている。保育園の新設は急務だ」

(菊地悠祐)

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