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子どもをもっと受け入れたいけど、保育士が足りない……。日本中の保育園、認定こども園は今、こんな問題を抱えている。そんな中、現場ではどのような教育が行われ、保育士たちはどんな風に働いているのだろう。今回は、「英語遊び」や「運動遊び」など、特色のある保育を実践している兵庫県豊岡市の保育園を取材。そこには、子どもたちを温かく包み込む、私たちの知らない、笑顔にあふれた職場があった。
園が独自に取り組む、
特色豊かな保育の実情
年度末になると毎年のようにニュースで耳にする、待機児童や保育士不足の問題。子どもがいるかどうか、どこに住んでいるかは関係なく、日本の社会を考えるうえで無視できない問題といえる。
そもそも小学校入学前の子どもを預ける施設には、幼稚園、保育園、認定こども園などがある。幼稚園と保育園の違いであれば、知っている人は多いと思うが、幼稚園は文部科学省の管轄で、基本的に満3歳以上の未就学児を対象とした「教育施設」。保育園は厚生労働省の管轄で、0歳時から受け入れている「福祉施設」。
一方、認定こども園というのは内閣府の管轄で、幼稚園と保育園の両方の機能を併せ持った施設となっている。子どもを持つ親はさまざまな条件を考慮して、預け先を決めるわけだが、保育園にしても認定こども園にしても、保育士が慢性的に足りていないのが実情だ。
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