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東京都は2018年7月30日、都内における2018年4月1日現在の保育サービス利用状況などを公表した。待機児童数は3年ぶりに減少し、前年比3,172人減の5,414人となった。区市町村別では、世田谷区の486人が最多、ついで江戸川区440人であった。
保育サービスを利用する児童数は、前年より1万6,059人増の29万3,767人で、過去最多となった。内訳は、認可保育所25万4,484人、認証保育所1万7,890人、小規模保育事業7,338人、認定こども園5,822人など。保育サービスの利用率は、就学前児童人口64万1,920人(2018年1月現在)の45.8%。
保育所等利用待機児童数は、前年比3,172人減の5,414人。年齢別では、1歳児が2,790人ともっとも多く、ついで0歳児1,523人、2歳児855人、3歳児231人、4歳以上15人だった。
待機児童の保護者の状況は、おもに保育にあたる者が「就労中(常勤)」が60.1%を占めた。「求職中」は19.4%、「就労中(非常勤)」は13.9%、「その他(出産・看護など)」6.6%だった。
区市町村別の待機児童数は、「世田谷区」486人がもっとも多く、「江戸川区」440人、「目黒区」330人、「大田区」250人、「府中市」248人と続いた。「世田谷区」は、待機児童数の減少幅が前年比375人減ともっとも大きかったが、保育サービス利用児童数の増加幅も前年比1,192人増ともっとも大きかった。
待機児童がいる市区町村は、48自治体。一方、待機児童ゼロの市区町村は、千代田区、杉並区、豊島区、福生市など、14自治体であった。
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