広島県は１７日、保育を学ぶ学生や、資格を持ちながら職を離れている「潜在保育士」らを対象に、福山市内の私立３保育施設を巡る見学ツアーを初めて開く。保育士不足の解消に向け、地元施設の魅力をアピールし、就業者を呼び込む。
ＪＲ福山駅に集合し、同市内の春日こども園（春日町）、福山マリヤ保育園（三吉町）、みなとまちこども園（港町）の順に訪問。園長や保育士からそれぞれの施設の魅力や働きがいなどが聞ける。時間は午前１０時～午後３時半。定員は２０人で参加無料。
県安心保育推進課によると、県内では約千人の保育士が不足。特に私立は、公立と比べて財源が限られ給与水準が低いため、人手不足が深刻化しているという。
見学ツアーは私立の人材確保を目的に企画し、１０日には広島市と府中町の３施設でも実施した。福山市のツアー参加者は募集中で、県が設ける保育施設の情報サイト「ハタラクほいくひろしま」から申し込む。締め切りは１６日。問い合わせは同課（０８２―５１３―３１７４）。
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