幼稚園児にけんかをレクチャー、中国の教員の行動が物議

中華帽をかぶった人のイラスト
BIGROBEニュースさま
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中国の山東省臨沂市にある幼稚園でこのほど、教員が園児にけんかの仕方を教えたとして物議を醸している。11月10日付で澎湃新聞網が伝えた。

映像では、男児2人が向かい合って立っており、うち1人がもう1人に罵声を浴びせながらたたく場面が映っている。そばでは教員の声が聞こえており、園児にどのような罵声を発するのかをレクチャーしている。

現地の教育体育局が9日に公式SNSで発表した内容によると、騒動が発生したのは今月6日。室内でダンスの授業をしていた際、男児2人がぶつかってしまい、うちの1人が泣いてしまった。映像で罵声を発しながら相手をたたいているのが泣いてしまった男児で、教員は泣いた男児をあやすつもりで相手に仕返しさせたという。

同局は教員が故意に体罰したわけではなく、悪意もなかったと説明するものの、教員の行為を実質的な体罰とし停職処分を科した。さらに、当時その場にいた2人の教員に対しても、不適切な行為を制止しなかったとして停職処分とした。男児らの保護者にはすでに説明を行い、理解を得ているという。(翻訳・編集/内山)

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