都が夜間・休日の保育士の人件費を補助 24時間認証保育所整備

コンビニエンスストアのイラスト
日本経済新聞さま
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保育サービスの多様化が求められる中、都は24時間365日開所する認証保育所を各所に整備するため、平成31年度に夜間帯・休日の保育士の人件費などを補助することを決めた。1月中に公表する31年度予算案に夜間帯保育事業として6千万円を盛り込む。予算案の査定をしている小池百合子知事が9日、明らかにした。

認証保育所は都独自の基準を満たす保育所。都によると、24時間365日開所する保育所は区部で5施設、市町村部で2施設程度で展開することを想定している。年間の補助基準額は夜間のみで750万円、夜間と休日では1300万円としている。

24時間子供を預けることができる民間のベビーホテルや認可外保育所はあるが、保育の質の確保が課題となっている。深夜まで営業する飲食店や病院、介護施設に勤務する親が増えるなか、安心して子供を預けて仕事をしてもらうため、都や区市町村が運営費を補助し、一定の質を担保している認証保育所で夜間帯および休日の保育を実施することにした。

小池百合子知事は「誰もが安心して産み育てられる社会を実現し、持続可能な東京をつくっていくための人に着目した政策。都民のニーズに応えていきたい」と話した。

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