AI時代の保育とは…? 自動化された社会で生きる20年後の園児たち 「自分で解決できる人間に」

AIの家族のイラスト
沖縄タイムスさま
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【与那原】沖縄女子短期大学の「第1回公開講座」がこのほど開かれ、汐見稔幸客員教授が「21世紀の保育の『真』と『新』」をテーマに講演した。汐見さんは「人工知能(AI)中心の社会を生きる子どもたちに応じた保育の実践が重要だ」と訴え、保育関係者ら約200人は熱心に聞き入っていた。


現在の保育園に通う子どもたちは20年後、AIで自動化された社会で生きることになると説明。スーパーのレジも顔認証で支払い、自動車も自動運転で、手術もロボットがする時代になると推測した。

人間はこれまでも、利便性を求め、人間が働かなくてもいいように文明をつくってきたとし、「便利な社会になるほど、自分たちで何でも解決できる人間を育てていかないといけない」と強調した。

人は自分の体で体験することでやり方を覚え、自分で考えてこそ知恵がついていくとし、「体を鍛えてみんなで考えるということが、さらに重要になってくる」と述べた。

また、語学などの認知的スキルと一緒に「対人関係を築くための非認知的スキルを育てる必要がある」と述べた。

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