「圧倒的不足」豊洲に新たに病児保育室 子育て世帯急増で

風邪・インフルエンザのイラスト「マスクと鼻水の男性」
@niftyさま
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東京都内にインフルエンザの流行注意報が出る中、江東区豊洲に病気の子どもを預かる病児保育室が新たにオープンします。

病児保育室は急な病気で保育園などに行けない子どもを預かる専用の施設で、病児保育事業を手掛ける認定NPO法人と小児クリニックが共同で開設します。施設は感染症の子のための部屋と風邪の子の部屋といったように分けることができます。豊洲エリアで感染症の子どもを預かることができる施設は初めてだということです。

こうした施設はこれまで、豊洲駅から1キロ以内にある保育園の定員3100人に対して、定員4人の1カ所しかなく、クリニックには新しい施設を要望する署名が400人分寄せられていました。運営する認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事は「豊洲は人口が非常に増えているにもかかわらず、病児保育のインフラは圧倒的に不足している地域。何とかして変えたい」と語ります。

対象は、生後6カ月から6歳までで、保育料は1日3000円です。すでに事前登録は200人を超えているということです。豊洲で子育てする人からは「去年インフルエンザにかかった時に、月曜日から金曜日まで仕事を休まなければならず、すごく大変だった。そういう時にあると助かる」といった声も聞かれました。

新しい施設は1月17日にオープンする予定で、運営側は今後、江東区に対して認可化を求めていく方針です。

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