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待機児童の解消を目指し、県は保育士有資格者と求人中の保育施設をつなぐ就業支援サイト「ほいく福岡」を開設した。登録すると、自身のスマートフォンやパソコンから求人情報の収集や面接申し込みができ、勤務希望地に合った求人情報の配信を受けることができる。利用は無料。
サイトは県保育士就職支援センター(春日市)が運営。求職者として登録すると、勤務希望地の求人情報が更新される度に自動配信され、面接を申し込むと、同センターのコーディネーターが保育施設側と就労条件や面接日程の調整を仲介する仕組み。登録者以外も、勤務希望地や勤務時間帯、収入などを条件指定して求人情報を検索できる。
県子育て支援課によると、県内では2013～17年度に1万8千人分の保育所整備を行い、同センターの紹介・あっせんで潜在保育士167人の就職が決まった。だが、県内の待機児童は995人(昨年4月1日現在)に上っており、現場では保育士確保が課題になっているという。
一方、県が昨年度、保育士有資格者2万人を対象に実施した意識調査(郵送配布・回収)によると、回答した4815人のうち、「働いていない」「別の職種で働いている」という潜在保育士は2147人(約45%)に上った。このうち、半数超の1148人は「今後、保育士として働くつもりがある」と回答した。
小川洋知事は「待機児童ゼロ実現のためには保育士の確保が必要不可欠。多くの潜在保育士が現場復帰できるよう支援したい」としている。同サイト=https://www.hoiku-fukuoka.jp/
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