大阪市、保育士確保に“USJ年パス&帰省費用” 他府県から呼び込めるか

遊園地のカップルのイラスト
MBSさま
------------------------------------------------------------------------------------------------

≪関西のニュース
大阪市、保育士確保に“USJ年パス&帰省費用” 他府県から呼び込めるか
更新:2019/01/18 19:11


Play Video
大阪市は不足する保育士を確保するため、他府県から市内の保育所に新規採用された保育士に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の年間パスポートの費用などを補助する方針を明らかにしました。

「待機児童ゼロ」を掲げる大阪市では、急激に保育所が増えたため保育士の確保が大きな課題となっています。大阪府内だけでは保育士の確保が難しいため、市はほかの都道府県出身の保育士を呼び込もうとしています。

「大阪市だけで保育士を確保しきろうというのは限界に達してきている。(保育士)獲得の過熱競争も進んでいくと思いますよ。大阪市もそれに負けないようにしないといけない」(大阪市 吉村洋文市長・17日)

市はこれまで、採用1、2年目の保育士に対して年間10万円の特別給付金を出すなどしてきましたが、新たに「保育士ウェルカム事業」として来年度予算案に2800万円を計上。大阪府以外の出身者で市内の保育所に新規採用された保育士に対して、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の年間パスポート費用として2万5000円まで。また、帰省費用として近畿以外の出身者に6万円まで、大阪府以外の近畿の出身者には2万円までを補助するということです。

「給与の補てんには限界がある。歓迎の気持ちを示すということが非常に重要」(大阪市 吉村洋文市長・17日)

保育士を集めるための「苦肉の策」と言えそうですが、地方から保育士を呼び込むことができるのでしょうか。

------------------------------------------------------------------------------------------------