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皇位継承に伴う4月27日～5月6日の10連休で、兵庫県尼崎市と芦屋市が4月30日～5月2日に一部の市立保育所を臨時開所して、子どもの受け入れを決めた。西宮市も同じ日程で受け入れを検討する。芦屋市と猪名川町を除く阪神間の5市は休日保育ができる施設があり、一部で受付が始まっている。(中川 恵)
尼崎市は市立保育所5施設を、芦屋市は同1施設を臨時開所する。市内の認可保育施設を使っている1歳以上が対象で、アレルギー対応などがあるため、子どもの昼食は持参する。
尼崎市は午前7時半～午後6時半で、1施設あたり約20人。利用料は通常の一時預かりと同じで、1、2歳児は1日当たり2500円、3歳以上は同2千円。申し込み方法は各施設を通じて知らせる予定。
芦屋市は午前7時～午後6時で、上限20家族。利用料は無料。希望者は4月4日までに各保育施設を通じて申請書を提出する。
西宮市も市立保育所1施設で、認可保育所を使っている子どもを対象に緊急一時預かりを検討している。伊丹市内には休日保育を行う3施設があるが、これとは別に市立保育所でも預かりができるかを検討する。
川西市の休日保育は事前登録が必要で、担当者は「希望者が多ければ市立保育所から保育士が応援に行くなどの対応を考える」とする。宝塚市で休日保育を行う施設は「(4月28日以降の9連休は)既にほぼいっぱい」とする。
一方、連休が取れない保育士の待遇を苦慮する声もある。ある市の担当者は「ただでさえ保育士が足りないのに出勤を求めるのは心苦しい。工夫して、できるだけ家庭で保育してもらいたい」と話す。
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