待機児童解消目指す 新たなこども園が開園

オープンキャンパスのイラスト
日テレNEWS24さま
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郡山市で、来月に開園するこども園の開園式が行われた。
こども園とは、幼稚園と保育園両方の機能を持つ保育施設だが、ある社会問題を受けて、非常に注目が集まっている。
きょう、郡山市で開かれたのは、新たなこども園の開園式。
こちらでは、今まで幼稚園として3歳以上の園児120人が通っていたが、こども園になったことで、0歳児からも受け入れることができるようになった。
*エムポリアムこども園・平栗光弘園長
「0歳から5歳までの一貫した保育教育ができるということに大きなメリットがあると思っています」
幅広い年齢の子どもを受け入れられるようになる一方で、今、問題となっていることが…。
*エムポリアムこども園・平栗光弘園長
「今、1歳児を預からなければならないというスタートの時点から定員越えとなっています」
郡山市によると、待機児童のうち半分が1歳児。
その理由は、育児休暇をとっていた母親が仕事に復帰するためだという。
郡山市では、去年は8か所、今年は5か所で保育施設が開園したこともあり、待機児童が年々減ってきている。
県内全体でも保育施設の整備が進んだことから、去年の待機児童は、おととしの同時期よりも244人減少した。
その一方で、まだ371人が、保育施設に預けることが出来ずにいる。
*エムポリアムこども園・平栗光弘園長
「預けて仕事に行けるということになりますので、私はこういう施設が増えてくれればいいかなというふうに感じております」
今年10月には、2歳までの子を持つ低所得世帯と3歳から5歳までの子を持つ全世帯で、幼児教育・保育の無償化が実施されるが、今後も自治体などが子育てしやすい環境を整えることが必要といえそう。

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