盛岡の啄木かるたで連覇 函館の学童保育所「わんぱくクラブ」の三浦さん、高橋君、沢田さん

かるたをしている人達のイラスト
北海道新聞さま
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【函館】函館市柳町の学童保育所「わんぱくクラブ」に通う柏野小の三浦夢華さん(4年)、高橋俊樹君(同)、沢田芽依さん(3年)のチーム「わんぱくYMT」が、盛岡市で2月16日に開かれた「啄木生誕祭 第17回『啄木かるた』大会」(啄木祭実行委主催)の小学4~6年の部に、函館代表として参加し優勝を果たした。わんぱくクラブからの優勝は昨年に続いて2年連続で、年上のチームを負かして見事連覇を飾った。

啄木かるた大会は、岩手県出身で函館ゆかりの歌人、石川啄木の短歌100首のかるたを用いた大会。毎年夏に函館でも大会が開かれ、優勝チームは2月の盛岡の大会に出場できる。

かるたは、上の句を聞いて下の句の札を取る方式。3人一組で、取り札を50枚ずつ自陣の前に並べ、相手陣地から取ると自陣から1枚渡し、お手つきをすると相手から取り札を1枚もらう。制限時間内に自陣の札の枚数が少なくなった方が勝ちだ。

今年の盛岡の大会の4~6年の部には40チームが参加。三浦さんは2年生の時から3学年上の子のチームに入って盛岡大会に出場し、一昨年準優勝で昨年は優勝。上級生が卒業したため、今年は「わんぱくクラブ」で啄木かるたに取り組んでいるメンバーの中から、高橋君、沢田さんと新チームを組んだ。

高橋君と沢田さんは、夏の函館の大会前には、全ての歌を完全に暗記するように特訓。「お手つきしないこと、自分の陣地の札は確実に取ること」を目標に予選リーグを接戦で勝ち抜き、決勝トーナメントへ。決勝ではリーグ戦でも当たった盛岡のチームに40対32で快勝し、2連覇を決めた。

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