兵庫県芦屋市長選から一夜明けた22日、初当選を果たした元芦屋市議の伊藤舞氏(49)が市役所で会見した。北村春江氏(90)に続く2人目の女性市長となる伊藤氏は「女性の勇気になればうれしい」とし、学童保育の小学校区内での実施や課題別タウンミーティングの導入など、選挙公約の実行に意欲を示した。(大盛周平)
-593票差の激戦を制した感想は
「無所属で戦い、温かい風が吹いた。入れてもらった票の重みを感じている」
-市では2人目の女性市長となる
「私が政治に関わることで、女性の勇気になればうれしい。市長は住民、職員を守らなければならない。責任の範囲は市議の時とは全く違うと感じる」
-学童保育の見直しを訴えた
「学童保育を利用する家庭が増えており、(移動が少ない)小学校区内で行いたい。空き家も含めて、どの場所でできるかを考える。保護者や、現時点で複数年度で契約している民間(事業者)と話し合い、可能ならば新年度から新しい運用を始めたい」
-市民参画の仕組みとして、課題別タウンミーティングも公約に挙げた
「速やかに開きたい。JR芦屋駅前の再開発と学童保育は議題に挙げたい。再開発は、ロータリーの安全やスムーズなバスの運行など、どう運用するのか。住民の意見を聞きたい」
-現市政から転換する点は
「ごみ収集パイプラインは廃止の方向で進める。屋外広告物規制条例も制度が始まっており、このまま進めるべきだ。(市債残高は)500億円前後から増えないようにしたい」
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