来月から未就学児預かり事業 青空自主保育「木もれ陽の会」-苫小牧

田舎の村のイラスト
苫小牧民報さま
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親子で森遊びを楽しめる場を提供している苫小牧市の子育てグループ、青空自主保育「木もれ陽の会」(松山道子代表)は今年度、未就学児だけでも参加できる新事業「子っこも」をスタートさせる。5月8日から毎週水曜日に展開。仕事や介護などで忙しくても、子どもに自然の中で外遊びをさせてあげたいと願う母親らの思いに応える。24日に体験会を開く。

子どもたちが自然の中で五感を刺激しながら育ち合う場を―と、乳幼児を抱える母親が中心となって2012年3月に発足した同会。安全を最優先させつつ遊び方は子どもたちに委ねることをモットーとしており、参加する母親らが協力し合って運営している。18年度は25組の親子が登録。活動拠点である宮の森町の林に週1回程度集まり、散策や川遊びなどをした。小川で生き物を探したり、枝や泥に触れるなどして思い思いに自然体験を重ねた。

設立からの7年間は親子参加を原則としてきたが妊娠中だったり、介護や仕事で参加したくてもできない家庭もあったため、子どもだけでも利用できる仕組みを検討。中心メンバーの中に保育士や教員免許の有資格者やアウトドアや救急の技能を持つ人もいたため、今年度、子どもの預かり活動「子っこも」に乗り出すことにした。

従来の親子活動は「親こも」とし、名称を区別。「子っこも」の対象はおおむね2歳半以上の未就学児で、受け入れ人数は4、5人を想定する。活動は「親こも」と合同で、預かった子どもは専任のメンバーが見守る。今年度も定員は、全体で25組程度を想定。今月、約20組で活動をスタートさせた。

2児の母でもある松山代表(43)は「時には失敗やけんかをしながらも積極的に関わり合いながら思う存分遊び、経験を積むことが子どもの成長に重要だと考えている」と強調。「これまでは事情があって参加できなかった人も、『子っこも』のスタートを機に仲間に加わってもらえればうれしい」と話す。

活動日は、毎週水曜日の午前10時~午後2時。午前9時45分から子どもを受け入れる。入会費は4000円で、活動費は月額8000円。「子っこも」登録者も、都合が合えば親子参加可能という。

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