GW期間、一時保育に人の波 山形市、申し込み定員大幅超

本を読んでいる子どもたちのイラスト
山形新聞さま
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山形市は例年以上の大型連休となるゴールデンウイーク期間中、一時保育を実施する。希望者を募ったところ、定員を大きく上回る申し込みがあった。可能な限り要望に応じることにしたが、日によってはパンク状態。保育士の数を増員して対応する。

一時保育は4月28日~5月6日の9日間、同市幸町の市立つばさ保育園で行う。市内の認可保育所や認定こども園の在園児が対象。定員は1日30人を想定していたが、4月30日~5月2日の預かりは50人を超えており、最も多い日で57人。市保育育成課は「これまでは祖父母や友人に頼るなど各家庭で工夫していたのだと思うが、一時保育のサービスを提供したことで需要が膨らんだのでは」と分析する。

市内の公立10園の園長や副園長らが中心となって対応する予定だったが、妊娠中や子育て中の人を除く保育士全員でシフトを組む態勢を取る。子どもも保育士も共に慣れない環境で心配されるのは安全面。市の担当者は「子どもたちの性格や行動が分からないので、保育士を多めに配置することで気配り目配りを徹底する」と話す。

申し込みの受け付けは今月5日に終了。その後も同課には「締め切り後に仕事が入ってしまった」といった相談や問い合わせが1日数件あるという。同課は一時保育を実施している市内の認可外保育所や子育て支援施設「子育てランドあ~べ」を案内している。利用の可否については問い合わせが必要となる。

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